プレスリリースは、「お知らせ」を伝えるお手紙だと思っていませんか?プレスリリースは一方的なお知らせではなく、メディアの方へのお手紙です。
良いプレスリリースとは
良いプレスリリースとは、読んだメディアの方の心を動かすプレスリリース。
いくらきれいに単語を並べてそつなく完璧な文章にしても。そしてそれらが0.1ミリ狂うこともなく規律正しく配置されても。目を見張るような素敵な写真で飾られても。
それらは良いプレスリリースとは言えません。上手なプレスリリースとも言えません。
ただきれいなプレスリリースというだけ。
良いプレスリリースとは、読んだ人の心を動かすもの。
なぜなら人は心が動いて初めて行動にうつすから。
読んだメディアの方の胸に刺さらなければ、取材という行動にはいたらないのです。
心を動かすのは、言葉
画像はもちろん大事です。文章を読むより早く視界に入り脳に伝達されます。
でも、プレスリリースの中でそれを読むメディア担当者を動かすのは、文章だと私は信じています。人は言葉で表現されたもの(文章)を読んで、感動したり、心に刺さったりするのだと思います。
もちろん見ただけで訴えてくる写真や絵はアートの領域では当たり前だし、広告の手法でも使われます。ただ、画像で興味を引きつけて取材につなげる、というのはPRとは違うかなと感じます。
タイトルで言い切る。
これが最も大事です。
タイトルで事実を言い切って、その先のリードを読んでもらいます。もしタイトルで面白いと感じてもらえなかったら、そこから先を読んでもらうことは不可能でしょう。
先を読ませるためのタイトルと画像。そしてリードでさらに詳しく。
PRにカッコいい言葉は要りません。あなたの言葉で思いを書くこと。
知ってほしい。買ってほしい。という発信ではなく、その商品、サービス、活動で社会はどのように変化するか。どんな人を助けることができるか。どうしてそう思うのか。
それを正しく言語化できたら、メディアの方の心も動きます。